バスタオルの選び方
バスタオルを選ぶときに注目したいポイントはサイズ、吸水性、肌触り、速乾性の4つ。
ここからは、各ポイントについて詳しく解説します。
1.サイズで選ぶ
バスタオルはサイズや厚さにバリエーションがあります。 一般的に「バスタオル」と呼ばれるタオルのサイズは50~75cm × 100~130cmほどのものが多く、比較的小さなサイズのバスタオルは、「ショートバスタオル」「ミニバスタオル」などと呼ばれることもあります。自宅で使用する場合は大判のバスタオル、ジムや旅先など自宅以外に持ち出す場合はを小さめのものなど、シーンに合わせて使い分けるのもよいでしょう。
また、バスタオルは大きさに加えて厚みも考慮して選ぶのがポイント。たとえば薄手のタオルならコンパクトに畳むことができるため、収納スペースが少ない場合に重宝します。季節によって厚手と薄手を使い分けるのもおすすめですよ。
2.吸水性で選ぶ
バスタオルの主な役割は、体や髪の毛の水分を吸い取ることです。そのため、最も重視すべき部分は「吸水性」であるといえるでしょう。吸水性を大きく左右するのは素材です。
バスタオルの中でも、綿(コットン)や麻、マイクロファイバーといった素材がとくに吸水性に優れています。ただし、綿素材のタオルは織り方によっても吸水性が変わるため注意が必要。 パイル生地やガーゼ生地、ワッフル生地は優れた吸水性を誇りますが、シャーリングの場合はやや劣る傾向にあります。
また、吸水性が優れている反面、綿は乾きにくい、麻はシワになりやすく縮みやすい、マイクロファイバーは静電気が起こりやすいといったデメリットもあります。吸水性と他の特徴を比較しながら選ぶとよいでしょう。
3.肌触りで選ぶ
バスタオル選びに重要なポイントとして、肌触りも挙げられます。肌に直接触れるものなので、使い心地のよさは大切ですよね。
たとえば、オーガニックコットンを使用したものや、「無撚糸」や「甘撚り」と呼ばれるねじりの少ない糸を使ったタオルは比較的肌触りがよいとされています。乳児や幼児はもちろん、肌のデリケートな方が使用する場合は、肌触りが柔らかいバスタオルを選ぶとよいでしょう。
肌触りに影響する素材や織り方に関しては、記事の最後に詳しく解説します。
4.速乾性で選ぶ
バスタオルは毎日使うアイテムなので、乾きやすさも重要なポイント。毎日の洗濯ですぐに乾くようであれば、その分枚数も必要なく、コストを抑えられるでしょう。
乾きやすさを重視するならば、麻やマイクロファイバーのバスタオルがおすすめです。一方、綿のバスタオルは、速乾性においては一歩及ばない印象を受けます。どのような用途で、どの程度のサイクルで使用するのかも考慮して、素材を選びましょう。
バスタオルのおすすめ15選
バスタオルの選び方がわかったところで、ここからはおすすめ商品をご紹介します。コスパの良いものや速乾タイプ、吸水性に優れたもの、プレゼント向けなど、カテゴリ別にまとめているのでぜひチェックしてみてくださいね。
コスパ重視!使いやすいバスタオル
まずはじめに、コスパがよく使いやすいバスタオルをご紹介します。無印良品やニトリなど、店舗でも購入しやすいものをピックアップしました。
商品情報
素材:綿100%
生産国:日本
ヒオリエの「HOTEL’S(ホテルズ)バスタオル」は、“お家でホテルのような贅沢感を感じるタオル”をテーマに、今治の技術を用いてつくられました。パイルを立ち上げ厚みを増した仕上がりで、優れた吸水性と心地よい肌触りが魅力的です。通常のバスタオルに加え、ひと回り小さなミニバスタオルもラインナップに入っているので、自身のライフスタイルに合わせて商品を選ぶのもよいですね。
商品情報
サイズ:70×140cm
素材:綿100% (オーガニックコットン100%使用)
無印良品の「パイル織りその次があるバスタオル」は、オーガニックコットンの綿糸を使用したバスタオルです。弱撚糸を使用したパイル織の生地が心地よい肌触りを与えます。ほどよい厚みと吸水量が特徴!たっぷりと十分な大きさがあり、さまざまなシーンで活躍します。ふわふわと柔らかく、小さなお子さまにもおすすめですよ。使い古した後には、バスタオルに入っている裁断ラインに沿って切り、別の用途でも使用できます。
商品情報
素材:綿57%、ポリエステル37%、ナイロン6%
生産国:中国
ニトリの「バスタオル エレナ2」は、吸水力と速乾性に優れたバスタオルです。綿とマイクロファイバーのダブルパイル構造により、吸水性と速乾性が向上し、部屋干し時の抗菌防臭加工も施されています。乾燥時間は約25%短縮され、洗濯後も早く乾きやすいので、部屋干しにも適していますよ。毛羽落ちが少なく、洗濯を繰り返してもふっくらとしたやわらかな使い心地が長持ちします。
商品情報
素材:綿100%(エアリーソフト糸)
生産国:中国
本多タオルの「ふんわりタオル」は、程よい厚みとふんわりとした触り心地が特徴のバスタオルです。くすみカラーのデザインでおしゃれな印象を与え、高吸水性と高品質な素材を使用しています。厚手でふわふわとしたボリューム感があり、シンプルで無地のデザインはどんなバスルームにもマッチしますよ。厚手でありながら、乾きやすく、日常使いに最適なタオルです。
吸水性に優れたバスタオル
つづいては、吸水性に優れたバスタオルをご紹介します。さっと拭くだけでしっかりと水分を吸収してくれるので、ドライヤー時間を短縮したい方にもおすすめですよ。
商品情報
素材:綿100%(パイル地)/超長繊維綿(ホットマンオリジナルブレンド糸)
生産国:日本
ホットマンの「1秒タオル」は、使いやすさにとことんこだわってつくられたバスタオルです。素早く水を吸い取ることを最重要使命としてつくられ、数々のメディアに取り上げられたのが、この「1秒タオル」シリーズ。肌に一度押し当てるだけで水分を吸収するため、肌や髪の毛を痛めにくいところも魅力です。時短にもつながるため、髪を乾かすのに時間がかかりがちなロングヘアの方などにもおすすめの商品といえるでしょう。カラーバリエーションが豊富なので、自分好みの1色を選べます。
商品情報
素材:綿100%
生産国:日本
本多タオルの「バスタオル卒業宣言」は、バスタオル並みの高い吸水性を持ちながらも、コンパクトなタオルがほしい、というユーザーのニーズに応えてつくられたアイテムです。約33×100cmと一般的なバスタオルの半分のサイズでありながら、約5倍という圧巻の吸収力を誇ります。省スペースで収納したい方や、旅行やジムなどへ持ち運ぶ機会が多い方にはとくにおすすめで、カラーはパステル調のものからヴィヴィッドなものまで16色展開となっています。
商品情報
素材:綿100%
生産国:日本
本多タオルの「バスタオル大好き宣言」は、特に吸水性に優れており、やわらかく肌触りの良い素材を使用しています。ゆったりとしたサイズなので、広げると全身を包み込むことができるほどの大きさです。洗濯機で洗うことができ、乾きやすいのも特徴ですよ。シンプルで洗練されたデザインは、どんなバスルームにもマッチし、日常のバスタイムをより快適なものにします。
商品情報
素材:綿100%
生産国:日本
おぼろタオルの「おぼろ百年の極」は、極上の肌触りとふんわり感を誇るバスタオルです。 1908年に三重県で創業した老舗タオルメーカー「おぼろタオル」の伝統的な製法でつくられた製品は、ハイクラスの品質を感じられます。綿100%の細撚りの糸で織られたバスタオルは吸水性と肌触りに優れているため、乳幼児のデリケートな肌を拭く際にもおすすめ。ボリュームがしっかりとありながら、速乾性に優れている点も魅力といえるでしょう。
肌触りふわふわなバスタオル
つづいては、ふわふわな肌触りを求めている方におすすめなバスタオルをご紹介します。使い込むほどにふんわり感が増すタオルや、老舗タオルメーカーが作るこだわりのバスタオルをピックアップしました。
商品情報
素材:綿100%(世界7ヵ国で特許を取得したSpongeee Cotton100使用)
生産国:中国
英瑞(エイズイ)の「育てるタオル feel バスタオル」は、軽量かつ薄手でありながら、ふんわりとしたボリューム感が特徴です。一般的なバスタオルは使っていくごとに薄くなったり、固くなったりと品質は落ちていくものですが、「育てるタオル」は洗うたびに空気を含んで膨らみが増していくことを特徴としています。使い込むほどに吸水性や速乾性が高くなり、肌触りも向上するのが魅力です。非常に軽いので、旅行用などで持ち運ぶ際にも重宝しますよ。
商品情報
素材:綿100%
生産国:中国
UCHINOの「スーパーマシュマロ バスタオル」は、その名の通りマシュマロのようにふわふわとした肌触りが魅力のバスタオルです。UCHINOが持つふたつの特許技術を用いて、ボリュームに反した軽さと柔らかさを実現しました。品質の高い超長綿を使用しているため、他のタオルと比較して毛羽立ちが非常に少なく、あっという間に水を拭きとる高い吸水性も誇ります。自分で使うことはもちろん、ギフトとしてもおすすめのアイテムです。
商品情報
素材:綿100%
生産国:日本
「TRUE TOWEL classic SUGOI」は、タオルづくりが活発な愛媛県今治市で1921(大正10)年に創業した老舗メーカー「正岡タオル」の代表的なバスタオルです。同社が長年培ってきたホテルタオル製造技術を詰め込み、吸水性と柔らかさを兼ね備えています。良質な綿をガスの火にくぐらせる「ガス焼き」によって毛羽立ちを抑え、天然オレンジオイルと純石鹸、石鎚山系の清冽な水で洗う「洗い加工」によって柔軟剤いらずの柔らかさを実現しました。肌への負担を和らげる工夫が施されているため、やさしい肌触りを求めている方におすすめです。
速乾タイプのバスタオル
つづいては、洗濯時にうれしい速乾タイプのバスタオルをご紹介します。生乾き臭の原因となる雑菌の繁殖を抑える加工を施した商品もピックアップしているので、部屋干し派の方も要チェックです!
商品情報
素材:綿100%
生産国:日本
タオルショップ ブルームの「speedry」は、表面がなめらかなガーゼ地、裏面がやわらかなパイル地で作られた、吸水速乾性に優れたバスタオルです。洗濯を繰り返すほどにふっくらとやわらかくなる肌触りが特徴です。カラーは6色展開で落ち着いた色合いなので、インテリアにも馴染みますよ。一般的なタオルと比べてかさばりにくく、収納にも困らないのもうれしいポイントですね。
商品情報
素材:綿100%
生産国:中国
UCHINOの「New 速乾部屋干しタオル」は、特殊な織り方と素材を採用し、水分を素早く蒸発させる速乾性能で通常のタオルよりも早く乾くのが特徴。抗菌防臭加工が施されており、室内干し時の不快なにおいの発生も抑制します。やわらかく肌触りがよいため、日常使いにも最適ですよ。シンプルなデザインで、どんなバスルームにもマッチします。
プレゼント向けのバスタオル
最後に、プレゼントにぴったりなバスタオルをご紹介します。高品質な高級タオルや、長く使えるオーガニックコットン製のタオルをピックアップしました。大切な方への贈り物や自分へのご褒美にいかがでしょうか。
商品情報
素材:有機栽培綿(オーガニックコットン) 63% + 再生竹繊維(バンブーレーヨン) 37%
生産国:
ヒポポタマスの「オーガニックコットン&バンブー レギュラーバスタオル」は、大判で使い勝手のよいバスタオル。鮮やかな色合いと柔らかくしなやかな肌触り、優れた吸水性を存分に体感できる1枚です。シルクのような光沢感を持つバンブーレーヨンはエコ素材でもあるため、地球にも優しいアイテムといえます。10種以上のカラーバリエーションがあり、選ぶ際の楽しさもひとしおです。製造工程において長時間の洗いを設けているため、大胆なカラーリングでありながら、色落ちの心配もありません。自宅を彩るアイテムにしてもよし、ギフトで利用するのもよし、と幅広く活躍しそうなバスタオルです。
商品情報
素材:有機栽培綿(オーガニックコットン)100%
生産国:日本
IKEUCHI ORGANICの「オーガニック120 バスタオル」は、オーガニックコットンを100%使用した、肌に優しいアイテムです。吸水性や肌触り、速乾性といった使い勝手のよさはもちろん、1番の強みは耐久性です。糸の太さやパイルの長さ・タオルの織り密度などが綿密に設計されたバスタオルで、洗濯や乾燥といったメンテナンスをしっかりおこなうことで5〜10年と長持ちします。厚すぎず薄すぎずの絶妙な生地感は、普段使いするのにぴったり。長期にわたってお気に入りを使いたい方には、とくにおすすめします。大切な誰かへの贈り物としても最適な1枚といえるでしょう。
バスタオルに関する豆知識
自分好みのバスタオルを見つけたら、長く大切に使っていきたいものですよね。ここからは、買い替え時期や長持ちさせるポイントなど、バスタオルを使いこなすための豆知識をご紹介します。
買い替えのタイミングはいつ?
ホテルで使われるバスタオルには、交換するまでの使用回数が設けられており、一般的な目安は30回程度といわれています。ただしこの回数は、あくまでホテルがサービスの質を保つための目安です。私たちが家庭で使用する場合には、生地、素材といったさまざまな条件によって変わります。
「嫌な匂いがとれなくなった」「ごわごわとした肌触りになった」「水を吸収しなくなった」「変色やカビの発生が見えた」「ほつれが多くなった」など、快適な使用に支障をきたす変化が起きたら、買い替えのサインです。「1年ほどで買い替える」というように、買い替えの時期をあらかじめ決めておくのもよいでしょう。
バスタオルを長持ちさせるポイント
バスタオルを長持ちさせるために重要なのは、洗濯や乾燥を正しく行うことです。
柔軟剤はバスタオルの吸水性を悪くしたりパイルが抜ける原因となるので、長持ちという観点ではなるべく使用を控えたほうがよいでしょう。柔軟剤の代わりとして、クエン酸や重曹を使用するとよいです。
たくさんの洗濯物と一緒に洗うことも、生地が傷み、肌触りが悪くなる原因です。摩擦やすすぎ不足を防ぐためにも、避けましょう。
また、雑菌の繁殖を抑えるためには、洗濯後すぐに干すことも重要です。干す前にバスタオルを上下に振ると、寝ていたパイルが起き上がり、ふわふわの感触が復活します。加えて、直射日光を避けて陰干しすると、柔らかさや風合いを保つのに役立つため、おすすめです。
バスタオルの素材と特徴
バスタオルに使われている素材はさまざまで、それぞれが異なる特徴を持ちます。
主な5つの素材と特徴は以下のとおりです。
素材 | 特徴 |
---|---|
綿(コットン) | 優れた吸水性と肌触りのよさが特徴 天然素材なので肌がデリケートな方にもおすすめ |
麻 | 吸水性が高いだけでなく汚れにも強く、綿と並んでポピュラーな素材 耐久性にも優れており洗濯を繰り返すごとに柔らかさが増す |
レーヨン | 独特の光沢とつるつるした肌触りが特徴 吸水性に優れている |
竹繊維 | 表面がなめらかで、ひんやりとした肌触りが特徴 吸水性に優れている |
マイクロファイバー | ポリエステルとナイロンの混合素材 極細の糸によって素早く水分を吸収できるうえ、速乾性にも優れている 肌触りは他の素材に一歩及ばず、乳幼児や肌がデリケートな方には不向き |
バスタオルの織り方と特徴
バスタオルは素材だけでなく、織り方によっても肌触りや吸水性、速乾性に違いが出ます。織り方ごとの特徴を知ることで、より自分好みのものを選びやすくなるでしょう。
主な4つの織り方と特徴は以下のとおりです。
織り方 | 特徴 |
---|---|
パイル織り | 糸がループ状に織り込まれた、バスタオルの最も一般的な織り方 吸水性や弾力に優れていて、やわらかい肌触りが特徴 |
ガーゼ地 | 通気性がよく、速乾性に優れている 柔らかな肌ざわりで肌への刺激が少ない 畳んだときにかさばりにくい |
ワッフル地 | デコボコとした独特の織り方で、サラリとした肌触りが特徴 速乾性に優れ、毛羽立ちしにくい 洗濯時に縮みやすい |
シャーリング | パイル織りの糸のループしている部分を均一にカットしたもの 毛先がなめらかで肌触りがとてもいい 吸水性が劣りがちで、毛羽立ちしやすい |